■モバゲー(Mobage)Presents 『キン肉マン超人タッグオールスターズ』開発者インタビュー
※画面はYahoo! Mobageのものになります
昨年12月よりMobage(モバゲー)でスタートした『キン肉マン超人タッグオールスターズ』は、リリースから僅か10日間でユーザー数が29万人を突破する大ヒットゲームになりました。
現在は50万人以上のユーザーがプレーし、今年の3月末には、『キン肉マン超人タッグオールスターズ forPC』もリリース、「Yahoo! Mobage」でも遊べるようになっています。
流行りのソーシャルゲーム上においても、「キン肉マン」という作品のツボであり、ファンの特性をしっかりと押さえている同ゲームについて、その開発の過程やゲームを楽しむコツを開発担当者さんに伺ってきました。
DeNA社のプロデューサーを務め、自身もキン肉マン世代であるという、通称「モバゲー・キン肉マン」博士、略して“モバキン博士”のインタビュー、ぜひご一読下さい。
――『キン肉マン超人タッグオールスターズ』が大ヒットだと伺いました。まずは、どのような経緯で本ゲームが誕生したのか、教えて下さい。
Mobageをよく遊んで下さるお客様の属性として、20代後半から30代以上の男性が、大変多くて、そういったお客さまにより喜んで頂けるキャラクターのゲームを……と考えた時に、一番刺さるのが「キン肉マン」かなって思いました。
小さい頃はキンケシで遊んだり、アニメも見ました。色んなキャラクターが出てきて、組んだり、戦わせたり、時にはチームを作ったり。「キン肉マン」には友情パワーもありますし、ゲームに入れる要素としても、とても適していますよね。
――「キン肉マン」世代の中では若い方になるんですかね。
そうかもしれませんね。きっかけは、王位争奪編のアニメ版で、当時はとてもよく見ていました。
――ちなみに好きな超人とかは?
レオパルドンです(笑)。
――さすが王位争奪編世代ですね!では、話を戻しますと、“モバゲー・キン肉マン”のゲームを構想する際、作品を知っている方、よく知らない方、両方がいらっしゃったと思います。そのバランスのようなものはどのようにされたのでしょうか?
先ほどもお話ししましたが、Mobageでは30代以上の男性も多いので、「キン肉マン」のファン層とはかなり重なってると思いました。それでも、当時アニメを観たり、コミックを読んだり、キンケシを集めていたという深いファン方から、作品の名前くらいは知っているという方まで、色んな方がいたと思うのです。「キン肉マン」自体は知っていても、それこそ、さっきお話したレオパルドンが出てきても分からないでしょうから、そこは「キン肉マン」を代表するキャラクター、超人が伝わるように。これを大前提に考えましたね。ゲームの序盤では超有名なキャラである、キン肉マンとミートくん、あとテリーマンなど超有名超人のみを出しつつ、次第にコアな超人も出していくという形で、ユーザの方に思い出しながらゲームに入っていっても貰える導線つくりをしています。
――なるほど。それでゲームの入り口で一緒に戦う超人を選ぶ際にも、用意された3人の超人は……。
そうですね。ロビンマスク、ラーメンマン、ウォーズマンが出てきます。
――今話題のMobage(DeNA社)ですから、若いスタッフの方も多いと思います。博士以外に、ゲームを開発したスタッフの方々の「キン肉マン」理解度というものはいかがでしたか?
実は、このプロジェクトのクリエティブを担当されている方が、大のキン肉マンファンだったもので、ものすごい詳しくて(笑)。超人のちょっとした色の違いとかも「絶対、この配色じゃない」とか、鋭く指摘してくれて、その辺でも盛り上がりながら作っていましたね。
開発スタッフも、20~30代が多かったので、世代的にも合っていましたから、単に好きな超人や好きな技、シリーズとかを言い合ったりするだけでなく、ゲームの中でも「この超人の魅力を、どうやって表現していくか」みたいなところまで、かなりしっかりと議論してこだわっていきましたよね。
――そのような開発時のこだわりやエピソードをもっと知りたいです(笑)
今回は原作の版権を使わせて頂いているんですけど、ゆでたまご先生はとにかく筋肉の塗りにこだわられているので、その魅力を表現するという部分では、かなり頑張っていると思います。
――企画面ではいかがでしょうか?ゲーム中に行われるイベントの企画とか。
なるべく原作に近い見せ方でイベントを作っています。ゲームオープン当初は、ウォーズマンの身体の中で、悪魔六騎士の中から3人をボスキャラにして、ユーザの方たちに挑戦して貰ったり、という具合です。
また、ボスを設定するときに、納得性のあるキャラクターを持ってくるというのは当然なんですけど、大体イベントをクリアすると、そのボスのカードが手に入ったり、イベント中盤でもそのキャラクターを使えるようになったりします。例えば、現在実施している王位争奪編であれば、ゼブラのカードが手に入ったり、そのゼブラが次のチーム(ソルジャーチームなど)との対戦では強力なカードになったりするので、戦っていても、仲間に入れたくなるような超人を選んで設定していますね。
――現在はどのような頻度でイベントを投入しているのでしょうか?
月の頭と中旬にはイベントをやっています。(Mobageの)サークルを見てても期待してくれているお客さんが多いので、その期待に応えるためにも、内容にこだわってやってきたいですね。
――若いユーザの方とかは、楽しめているのでしょうか?
初代「キン肉マン」のほうが、どうしてもファンの数としては多いかもしれませんが、「キン肉マンII世」から見るようになった、好きになったというファンの方の声も多いですよね。II世の超人で「スカーフェース」「ケビンマスク」が欲しいとか、ユーザの中には女性の方もいるのですが、II世ってイケメンのキャラも多いので、その辺にも理由があると思います。
――あと、印象に残ったのが、今時とでも言うべきなのでしょうか、複数のゲームを同時進行でやっている方もいますよね?
そうですね。Mobage全体でも幾つか同時に遊んで頂いている方は多いかもしれません。その中で「キン肉マン」を選んで頂いているのはとても嬉しいです。
――Mobageの中でも競争はありますものね。さて、そんな“モバゲー・キン肉マン”ですが、すでにやり込んでいる方が多く、今からスタートする方で尻込みされる方もいるのではないですか?何か頑張るコツというのはあるのでしょうか。
まずは、やはりイベントを頑張るということですね。イベントに参加して頂くと、いろいろなアイテムが報酬としてザクザク入手できますし、期間限定のレアカードが登場したりもします。そこでレアのカードをゲットして、それを持っていない方とカードを交換するなど、うまくわらしべ長者のようになっていくというのも一つの手です。
――なるほど。カードのトレードは、必ずしも同等のレア度である必要はなく、コレクターとしてやっている方もいるから、“わらしべ”トレードのようなことも大いにあり得ますね。
「キン肉マン」では、無料でできるガチャでも、ちゃんとレア度の高いカードが出るように設計されているんですよ。URも出ます。頑張ってアクセスさえして頂ければ、チャンスはあると思いますので、貴重なカードをゲットして、トレードでさらに価値の高いカードを手に入れていくとか、うまくやり取りして頂けるといいと思います。
――実際、私も無料ガチャで、URケビンマスクが出たことがありますよ。
あとは、アイテムですよね。例えば、ニンニクとかナチグロンは、イベントを進めていければ、どんどん手に入ります。で、これはやり込んでいるユーザの方でも必要としているわけですから、自分の持っているレア度の高いカード以上にニンニクとかナチグロンを欲している方とトレードできれば、自分が良いカードを持ってない時も、アイテムからレア度の高いカードを手に入れることができますよね。
――では、最後にこれからゲームをはじめる方に、メッセージをお願いします。
結果として、今回の『キン肉マン超人タッグオールスターズ』はタッグを組むという設定を軸にしているんですけど、これは作品のタッグ編がとても魅力的だったこともありますし、自分たちも小さい頃キンケシで遊んでいるときに、原作にはないタッグを組み合わせて遊んでいたことも大きいです。色々議論しましたけど、やっぱりここに行き着きましたよね。
「キン肉マン」の魅力は色んな超人がいることです。これから遊ぶ方にも、それを思い出しながら、楽しんで貰うのが一番いいのかなと思っています。ぜひプレーしてみて下さい。

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