■Mobage(モバゲー)大人気御礼、緊急特別対談!!~完全版 vol.4(最終回)
『キャプテン翼』高橋陽一先生 × 『キン肉マン』ゆでたまご・嶋田隆司先生。夢の対談 vol.4(最終回)
――では実際にプレイされてみていかがでした?
高橋:面白いと思いましたよ。ボクの方の『キャプテン翼~つくろうドリームチーム~』というゲームは、作中の登場キャラクターが全員カードのような扱いになっているんです。それらを集めて自由にポジションを決めてチームを編成して、どんどん強化していくというものなんですけど、そんな「もしも」が実現できるのって、ゲームならではですからね。漫画じゃ無理がある編成も、ここなら自由にできる。そういう意味で、楽しんでもらえているんじゃないかとは思います。『キン肉マン』も同じカード系ですよね?
嶋田:はい。『キン肉マン 超人タッグオールスターズ』といいまして、さっきの陽一君の説明と同じように各超人がカードになっていて、集めた超人同士は自由にタッグを組ませて闘わせられるというゲームです。どんどん強くしていくと、育てた超人に愛着も湧いてきますし、面白いと思いますよ。
高橋:『キン肉マン』はキャラクターがすごく多い作品だから、楽しそうですよね。
嶋田:人数なら11人同士で戦うサッカーの方がすごいでしょ!(笑)。でも「モバゲー」って、昔のジャンプを現役で読んできた世代じゃなくて、特に若い人にハマってる人が多いじゃないですか。だからさっき陽一君が言ったように、それで初めて『キン肉マン』を知ってくれて、愛着持って超人を育ててくれるという話を聞くのは、本当に嬉しいです。それで興味を抱いて「漫画も読みました!」って言ってもらえたりね。そこはこの企画をやって良かったなぁと思うことの大きなひとつです。一方で本当に昔からリアルタイムで読んでくれていたファンは、今やもうお父さん、お母さんの世代になっている。それがうまくかみ合って、もし「モバゲー」から入った子供さんと話が弾んで、親子で楽しんでもらえたら…というのが実は、ボクの夢のひとつでもあるんです。
高橋:わかります。「長く描き続けてきて良かった!」って心から思える瞬間ですよね。
嶋田:最近ますますそのお父さん、お母さん世代になった読者と話をする機会も増えてきていますけど、今でも昔のまま「この超人とこの超人が組んで闘うところが見たかった!」なんて、童心に返って話してくれる人の実に多いこと!
高橋:ボクもありますね。そんな話をしながら本当は読者がどういう展開を望んでるのか、こっそり調査することもあります(笑)
――でもそういう読者の希望って実際、どれくらい本編に参考にされるものなんですか?
高橋:面白い、と思ったものは素直に使うこともありますよ。自分で「こうだ」って勝手に決めつけてる設定って必ずあるんです。でも人に言われて「ああ、そういう考え方もあるのか」と気づかされることもままあって、それで納得できたものは、自分の考え方を変えてみる。すると意外とうまく話が転がることも多いです。
嶋田:ああ…ボクの場合は、少し前までは逆が多かったなぁ。天の邪鬼だから万一、読者に先読みされてしまったら、どんどん外そうとしてた(笑)。でもそれで変な方向に行ってしまって後悔したことも多かったので、最近はもう開き直って、気にせず思う通りにやるようになりましたけどね。しかしそうやってファンが、自分の作品のように愛着持って語ってくれるのって、思えば幸せなことなんですよね。
高橋:ファンのほうがよほど詳しかったりするでしょ? 自分がとっくに忘れてるストーリーを話してこられたときとか、ちょっと戸惑いますもん(笑)
嶋田:あるある、それはめちゃくちゃあります(笑)。必要に迫られないと、読み返さないですもんね。それで昔の場面を見返そうとしてコミックスを探しても、なかなか見つからなかったり…その場面を探すだけで一日かかったり。
高橋:「どの場面だったかな~」ってね。いくらめくっても出てこない(笑)
嶋田:本当に読者の方がよく知ってますし、作品への愛情もボクら以上にすごいですもんね…。あ、それで急に思い出した!『キャプテン翼』ってバレンタインデーのチョコレートの数がすごかったんですよ。ダンボールで何箱分も編集部宛に届くんです。でもボクらって大半が男の子のファンだったから、ほとんどチョコレートなんか来なくてね。初代の担当の中野和雄さんが「ホラ、これがキミたちの分だよ!」って、ポケットから何個か出して渡してくれて…(笑)。あの差は惨めでしたよね~!
――『キャプテン翼』は美形キャラも多かったですからね。多かったのはやはり…?
高橋:日向君と、岬君と、あと若林君も多かったですね。
――翼君が一番じゃないんですね。
嶋田:そこは脇の方が強いんですよ。『キン肉マン』も女の子に人気があったのは、テリーマンやブロッケンJr.でしたから…でもチョコレートは中野さんのポケットに入るくらいでしたけどね!(笑)
高橋:いやいや、男子も女子も関係ないですよ! それくらいボクら以上に作品に思い入れのあるファンがいてくれるのが、嬉しいじゃないですか(笑)
嶋田:そうだ! そういう思い入れあるファンが自由にゲームで遊んでくれているのが一番嬉しいって話なんです今日は。バレンタインの話じゃなくて!(笑)
――では今日の最後になりますが、「モバゲー」で両先生の作品のゲームを楽しんでいらっしゃる方や、今から始めようかと興味を持たれた方、そしてまた作品そのもののファンの方々に向けて、両先生からそれぞれお言葉をいただけるとありがたいです!
高橋:ではまずはボクから。ゲームの方はありがたいことにかなり人気があるようなので、原作者として本当に嬉しく思っています。もちろん『キャプテン翼』を知らずに今のサッカー人気からの流れで遊んでくれている人も大勢いらっしゃると思うんですけど、しっかり作品の世界観を汲んで作っていただけていると思っていますので、もしゲームを遊んで面白いと思っていただけたなら、漫画の方も読んでいただけると、さらに深く楽しんでもらえるかと思います。
――ゲームにはマニアックなキャラクターもどんどん出てきますからね。
高橋:ボク自身がなかなか漫画ではスポットを当てられないキャラクターも、育て方によってはここで大活躍できる…というのがやっぱり一番嬉しいですね。そういう本編では目立たないキャラクターの中からもぜひお気に入りを見つけて、可愛がって育ててやってください。ボク自身も久しぶりにゲームでそんな彼らの顔を見ると「このキャラ、描いて良かったな」って思いますし(笑)。そうしてみなさんで各々独自の楽しみ方を見つけていただいて、できるだけ長く遊んでもらいたいと思います。また漫画のファンの方々に対しては、翼くんは「ワールドカップで日本を優勝させる」という夢を掲げて今も頑張っていますけど、未だにそれは叶っていません。でもいつか必ずや、それを達成できる日まで、ボクもしっかりと彼らの物語は描いていくつもりです。今後ともそちらも末永く、お付き合いいただけるとありがたいと思っています。よろしくお願いいたします。
――ありがとうございました! では嶋田先生からもメッセージをお願いします!
嶋田:今のゲームってどれも複雑ですから、若い世代の人はあまり抵抗ないでしょうけど、ややもすると昔からの『キン肉マン』ファンの世代の中には、二の足を踏んでいらっしゃる方も多いと思うんですね。でもこのゲームは、そこに関しては非常に単純なシステムなんで、少し触ってもらえればすぐに慣れてもらえると思います。そういう敷居の低さもあるうえで、『キン肉マン』の魅力でもあるキャラクターの多彩さをフィーチャーしてくれているので、昔からのファンは「おおっ!」と思ってもらえるヤツらもたくさん出てきますし、逆に『キン肉マン』をあまり知らない世代の人にはこのゲームでたくさん超人を覚えてもらうこともできますし、どの世代にもいい感じで楽しめる形に仕上がっていると思います。超人を集めたり、自由に育てられるというゲーム独自の面白さもしっかりしていますので、ぜひ世代を超えて大勢で楽しんでもらいたいと思っています。折しも『キン肉マン』の新シリーズが最近、24年ぶりに連載として復活しまして、単行本の最新刊はかつての続き“ジャンプ・コミックス『キン肉マン』第38巻”として4月の頭に発売になりました。ボクらももちろん、まだまだ面白い漫画を描き続けていくつもりですので、特にゲームから入って興味を持たれた方、ぜひそちらの漫画も一緒に楽しんでいただけるとありがたいです。陽一君の『キャプテン翼』ともども、『キン肉マン』をこれからも末長く、よろしくお願いいたします!
高橋:ええ、これからもお互い頑張っていきましょう!
――では本日の対談は以上になります。貴重なお話をたくさんお聞かせいただき、本当にありがとうございました!

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