■Mobage(モバゲー)大人気御礼、緊急特別対談!!~完全版 vol.2
『キャプテン翼』高橋陽一先生 × 『キン肉マン』ゆでたまご・嶋田隆司先生。夢の対談 vol.2
――当時の高橋先生からご覧になった『キン肉マン』はいかがでしたか?
高橋:励みにはなりましたよ。どんなに若くても認められたら「ジャンプ」は連載持たせてくれるんだって思えましたし。だからボクも、ゆでたまご先生を目標に頑張ろうって!
嶋田:うそやん!(笑)
――作品自体の印象はいかがでした?
高橋:すごく大阪っぽい作品だなって、思いながら見てました。
嶋田:え、そうですか?
高橋:はい、笑いのセンスにしても作品全体の雰囲気も、大阪のいい意味でごちゃとした感じがにじみ出ているな、と。
嶋田:でもそれは確かに、他の人にも言われたことがあるんですよ。「これ、大阪の人が描いてるやろ」って。
高橋:セリフ回しの漫才っぽいやりとりとかね。すごくその雰囲気は感じましたよ。
――高橋先生は東京のご出身ですものね。逆に嶋田先生は『キャプテン翼』をどのようにご覧になっていましたか?
嶋田:コマ割りのセンスがすごくいいんですよ。影響を受けて、似たような描き方をしたことまでありますもん。バッファローマンとウォーズマンの試合とか。
――言われてみればあの試合の集中線の使い方などは、彷彿とさせるものが…。
嶋田:そうなんです。スピーディに見せたくてね。あの週の付近はちょうど『キャプテン翼』の人気がドカンと上がってきた頃で、このままじゃマズイなと思って。それで陽一君の描き方をかなり研究したんですよ、相棒と(笑)
高橋:初耳です(笑)
嶋田:セリフも秀逸でしたし。「ボールはともだち」ってフレーズ、すごく印象に残る。なにより絶対ボクらにマネできないと感じたのは、集団で劇を見せるというところです。ボクらの漫画の試合は通常1対1、多くて2対2なんですけど、サッカーって11人対11人でしょ。1試合やれば最低でも22人は出てくるわけですよ。それで全員にしっかり役割を用意して話を作るのは、ボクらには無理やなって。素直にそこは認めましたよ。それは9対9の野球漫画をずっと描き続けていらっしゃる水島新司先生もそうですけど。そこに関しては特に、いくら研究しても、叶わないなと思わされるばかりでしたね。
高橋:あ、でもそこはボクも水島新司先生が大好きだったんで、実は水島先生の描き方を参考にしながら始めたんですよ。野球ではなくサッカーに置き換えて。
嶋田:そうだったんですか!? でも陽一君はさらっと言ったけど、やっぱりそれはすごいことですよ。ボクも水島先生は大好きですけど、その団体戦の作劇は踏襲できませんでしたし…それ以前に野球漫画を参考にサッカー漫画を始めようという発想自体がすごい。
――それまでサッカー漫画というのはほぼありませんでしたものね。
嶋田:ボクらは『タイガーマスク』や『あしたのジョー』のような格闘漫画の先達はたくさんありましたけど、参考にするものから模索していくって本当に大変なことだと思います。一度「週刊少年ジャンプ」の企画で一緒にアメリカへ行ったときも、ボクらはそのまましばらく滞在していたんですが、陽一君は担当と一緒にそこからブラジルへ行くって言い出して。一体何を言い出すのかと、ボクらはすぐに意図がわからなかった。今だとサッカーと言えばブラジルってピンと来ますけど、当時はそういう常識すら日本には無かったんですよね。そこから新たな漫画のジャンルを切り開いたというのは、やっぱりすごい。尊敬すべきところです。しかも当時のブラジルって、めちゃくちゃ治安が悪くて危なかったでしょう? あのときは気軽に旅行者が行けるところじゃなかったと思うんですけど。
高橋:でもロベルト本郷という日系ブラジル人のキャラクターも重要な役柄で出していましたからね。せっかくアメリカまで来たんだし、一度は行っておかないと、そういう漫画を描いている者としてマズイだろうと思ったので。
嶋田:いや、普通はビビって行けませんって(笑)。でも作品作りのためにそこまでするんだなと。あれはやっぱり一流の作家やなって、根性据わってると思いましたね~。それを見て、またボクらも頑張らなあかんなと、気を新たに入れ直しましたよ。
――そうしてお二方の切磋琢磨の成果である『キン肉マン』『キャプテン翼』は共に大ヒット。しかも今なお多くのファンを抱える、30年を超える超ロングラン作品になりました。その間にアニメ化、映画化、グッズ化など、漫画以外の様々な形態への発展を見せてきたわけですが、そうして自分の作品が自分の手を離れて広まっていく、というのは作者として、それぞれどのような感覚でご覧になっていらっしゃるんでしょうか?
高橋:漫画自体をより大きくしてくれるものには違いありませんので、ボクとしては単純に嬉しいことだし、大歓迎ですよ。これがもし漫画だけなら「週刊少年ジャンプ」を読んでいる人だけにしか、ボクの作品を知ってもらうことはできない。でもアニメになったり、ゲームになったりすることで、そっちのメディアのファンも注目してくれる。漫画だけではアピールできないファン層にも注目してもらえる良い機会になるんです。だからその第一段階としてTVアニメになったときは、作品のランクがひとつ上がったような気がして、やはりすごく嬉しかったですね。実際、反響もすごく大きかったですし。
嶋田:ボクらの場合は最初「ジャンプ」はアニメ化しない主義の雑誌だと思って始めましたから、アニメになると聞かされたときは驚きましたね。それまでにも例外的に『マジンガーZ』とか『ど根性ガエル』などはアニメ化されていましたけど「ジャンプ」が積極的にアニメ化を展開し始めたのは、鳥山さんの『Dr.スランプ』からです。続いてボクらの『キン肉マン』がアニメになって、そこからは『キャプテン翼』『北斗の拳』と立て続けにどんどんと。今ではすっかり「ジャンプ」作品は、売れたらアニメ化されるのが当前のようになってますけど、ボクらが連載を始めたときは、そんな印象はむしろ一切ありませんでした。だから嬉しいことは本当に嬉しかったし、もちろんそうなればいいなと思ってやってはいましたけど、半面、不思議な感覚もありましたよね。だから正直なところ、いまいち、実感がわかなかった(笑)
高橋:その感覚はわかりますね。
<vol.3へ続く>

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