■Mobage(モバゲー)&コミック40巻、大好評御礼!! 嶋田隆司先生インタビュー vol.1
9月4日、集英社JUMP COMICSから「キン肉マン」40巻が発売されました。昨年末に復活した初代「キン肉マン」シリーズも、はやくも3冊目の単行本となります。
また、今年は大阪「新世界100年まつり」とのコラボレーションも大盛況となったばかりか、実に様々なキン肉マン・プロジェクトが実施され、「Mobage(モバゲー)」「Yahoo! Mobage」でお楽しみ頂ける大人気『キン肉マン超人タッグオールスターズ』のユーザも累計で100万人を突破するなど、ド派手な“初代「キン肉マン」復活イヤー”となりました。
コミックも大好評を頂き、各種イベントも盛り上がり、キン肉マン(初代&II世)シリーズ・コミックも通算100冊に到達する2013年に向け、俄然勢いを増して突っ走る、ゆでたまご・嶋田隆司先生にじっくり話を聞いてきました。
――初代「キン肉マン」シリーズも、3冊目となるコミックが発売になりましたが、やはり書いている時のプレッシャーは強いですか?
「そうですね(しみじみ)。やっぱり、それぞれに読者の方の思い入れがありますからね」
――連載再開からほどなくして爆発した勢いが、全く衰えません。
「特に悪魔超人のときは、みんなが“正義超人出てくるやろ”っていうところに、助っ人みたいなカタチで悪魔超人が入ってきた。助っ人じゃないですけど、それで掴んだなっていうのがあったんで」
――試合も凝縮され、見応えがあります。
「試合は結構、楽といえば楽で。ステカセキングが勝っても負けても、ステカセが動いているだけで、読者の方には、喜んで貰えるのかなというのはありましたけどね。ただ、アトランティスが一番苦労しました(苦笑)」
――結果的には、一番力が入った試合のように感じられました。
「ああ、そうですか。だから余計に。アトランティスを嫌いなキャラだっていう方が多いんですよ。それで相手がマーリンマン。マーリンマンもあまり特徴がなくて、どうやって戦わせようかとものすごく悩んで。で、はじまった途端にちょっと評判悪くて」
――その評判というのは、どこから?
「担当編集やスタッフからもそうですし、ツイッターでのファンの感想も見ましたし、ちょっともうひとつなのかなと。ただ、アトランティスとロビンマスクの試合も、とても人気があった試合ですから、あんな姑息な方法で勝ちましたけど、インパクトはすごかった。アトランティスの試合がつまらない訳がないんですよね。だからこそ、アトランティスはロビンとの試合に誇りを持っていたと思うし。ポール少年も出てきて、これで(ストーリーが)決まったなと思いましたね」
――なるほど。では、復活キン肉マンがスタートして、ここまで行われてきた試合を振り返っていきたいと思います。一試合目がテリーマン×マックスラジアルでした。
「はい、そうですね」
――試合内容がとにかく素晴らしかった。でも、物語にすると、3話なんですよね。テリーマンのパーソナルな面も出てましたし、試合の攻防、最後の畳みかけ、スピード感。これを続けていくとなると、しんどいだろうなと思いましたけど、キン肉マンのリスタートとしては最高の一戦になりました。
「テリーの試合はいいですよね。他の超人のように大技はないですし、パンチとキックくらい。激情型。マスクも付けていないですから、表情が出ますしね。気持ちがものすごく出てくる。大体のシリーズは、彼で口火を切る。PRIDEやDREAMでいうミノワマンみたいな。彼の試合が決まると興行自体がうまくいく(笑)」
――そして、もう2試合目にステカセキングが出てくるんですよね。でも、その前段として、登場人物が出揃ってきた中でのステカセキングでした。キャスティングボードを握っている先生としては、あれだけのキャラクターがいる中、ここでステカセキングを選んだきっかけというのはあったのでしょうか?
「やっぱり、一番弱いステカセキングですけど、悪魔超人の中ではムードメーカーだと思うんですね。旧作も第一試合はステカセでした。だから、打ち合わせとかしてて、ステカセがウォーズマンに地獄のシンフォニーを聴かせて、そのシーンをターボメンを相手に再現したいなという(意見を出した)」
――ターボメンって、初代キン肉マンの中にあった超人募集からですよね?
「はい、ターボマンです」
――そこから引っ張ってきますか!?
「タッグ編のラストでネプチューマンが“まだ俺の仲間はいっぱいいる”って。だったら、それを思わせる超人を入れないと。なんか全然違うのが出てくると、昔の読者の方が付いてこれないかもしれませんし、“まだいたんだ? 本当にいたんだ?”って」
――先生は、これまでのキン肉マンを何回も読み返すんですか?
「もちろん、何度も読み返しますが、当時の読者ほど心に残っていないですね。記憶から抜け落ちてるというか。プロの作家はみんなそうでしょうが、描き終わった時点で新しいストーリーに掛かりますから、過去のものは忘れてしまう。
ただ、今はキン肉マンを読んでいた世代の編集や、優秀なスタッフが周りにいますし、彼らとストーリーを練り上げ、絵に関しても“ここは過去のキン肉マンと同じ構図でやったら、絶対読者はビックリしますよ”とかね」
――ステカセキングも、当時は初登場から数話しか出てこない超人だったりします。これほどまでに、読者の方の心に残っているのはなぜでしょうか?
「最初に出てきた時も、話数はやってないですけど、キン肉マン戦はインパクトが強かったでしょう。23~24年経ってあれが出てきて。このステカセはカセットを入れ替える。弱い頃のキン肉マンのカセットを入れて失敗してますからね。今回もキン肉マンのカセットは入れたかったんです。それがゼブラになりましたけど、ゼブラカラーのステカセはとても評判がよかったですね。マッスルインフェルノの構図とかは、中井(義則先生)君とも相談して再現しようと」
――そうなんです。一つ一つの場面の描写についても驚かされました。ステカセキングだけではないですね。ターボメンにしても、本当に発光(39巻66頁)しているようですし。
「中井君の絵の進化が凄いですよね。年齢をとってくれば、大体筆圧が落ちてきて、絵が衰えてくるもんなんですけど、衰えてないですよね。試合の展開自体も、II世の時は技も複雑になり過ぎましたけど、今回はもう一度単純な技を見直して、原点回帰をするようにしています」
――具体的には?
「プロレスでいう、ロックアップからはじまって、ヘッドロックをして巻き投げをしたり。そういうものが、中井君が昔よりもうまく描けるから、僕はすごい技を考えなくてもいい。楽なんですよ(笑)。タックル一つにしてもね。昔はタックルなんて描いても(読者には)受けなかったと思いますけど。思い知らされましたよね。派手なもんばかりでもダメ。オーソドックスな攻防も大事なんだと」
<vol.2に続く>

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